私はずっとなんとなく生きていた。
初めて告白された中学の3年、私は家庭が崩壊しつつある不登校の学生だった。
そんな時期に久々に見るクラスメイトがいた。
小学校の頃は特に考えたことはなかったが、久々に見た彼はやつれて少し刺々しかった。
「おっ久しぶりじゃん」
私がそう言うと、少し棘ありつつも
「まあ」
淡白な返事が返ってくる。
「保健室登校でも頑張ってこいよ〜私も保健室で待ってるからさ」
我ながらよくこんな言葉が出てきたもんだ。
彼はそれがきっかけか不登校なりに、保険室にはしっかりくるようになりよく私に着いてくるようになった。
私は彼の好意は薄々気づいてはいたが他に気になる奴がいて知らないふりを続けていた。
保健室に集まる奴らでメールのグループを作った。
そこから知った個人チャットで個人的にやり取りするようになった。
楽しかったし同じ趣味の絵を描くことがとても嬉しくて少し自分も気になりかけていた。
しかしいざ告白された。
メールで、
なぜ??
しかも流れで好きだから付き合って欲しいと言うのは違う気がする、そしてなぜか気になっていたはずが気持ち悪く感じた。
なぜ気持ち悪くなったかと思い返す。
あの時は友達とその返事の仕方を考えていた。
友達が気持ち悪いと言ったから気持ち悪いと思ったし、間違い無いと思った。
何人かと付き合ったが1番好きになってくれる人だったのではないか今でも勝手ながら後悔する。
なんで気持ち悪い人間だろうか。
6/23/2024, 5:34:37 PM