人間不信の女の子の話
「もっと、私の名前を呼んで?」
「いくらでも呼んで差し上げますよ」
君しか信じれなくて、
私は君にすがって
毎日そんなことを言い合っては朝日を待つ
ずっと、この幸せな時間が続けばいい
そんなの、誰が願った・・・?
彼女はこの世から姿を消した
これからは貴女の名を呼んでも
誰も喜ばない
彼女が人間不信になったのは、周りに嫌な噂をされ
暴力や罵倒など、散々な事をされたから
僕は彼女を信じ、求めるこもの全てを渡してきた
耐えきれなかったのか
ああ、そうなんだね
「・・・・・・」
貴女の名前を
声がかれるまで叫んで呼べたら
どれだけよかったのか
今の自分は弱虫だ
10/21/2023, 12:38:31 PM