木蘭

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【岐路】

私は今、重大な岐路にたたされている。

というのも、昨日の夜のこと。今、巷で話題となっている「ChatGPT」なるものをインストールしてみた。さて、どんなことができるのかと興味本位で入力してみた。

『岐路』をテーマに小説を作ってください

すると、流れるようなストーリー展開についつい引き込まれてしまい、ついには「この続きが読みたい」とおねだりしてしまったのだ。

ちなみにその物語は、もともとは同じ道を歩んでいた男女が人生の岐路に立つところから始まる。男性は安定と伝統のために家業を継ぐことを選び、女性は自分の夢に向かって挑戦することを選んだ。2人それぞれの道を歩みながらも、あるときお互いの人生が深く交わって…という壮大なストーリーだ。

いやぁ、私にはこんな素晴らしい作品は書けないなぁ…と思うと、果たして自分はこのまま文章を書いていてよいのかという根本的な迷いを抱いてしまったのだ。

ChatGPTは、たしかに優れたアプリだ。いろんな情報を瞬時に提供してくれる。たまに、ChatGPTが書く物語を参考にすることはあるかもしれない。でも、私は私が書きたい文章をこれからも書いていく。私にしか書けないものもあるはずだから。

「書くべきか、書かざるべきか、それが問題だ」といったところだったが、私の中で答えはもう既に出ている。そうでなければ、今ここで自分の文章でお題に向き合っている意味はないのだ。

6/9/2023, 9:47:25 AM