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ひとつの星で、時に奪い合って、時に愛し合って、限られた時間を必死に生きている様は、あなたの瞳にはどう映っているのでしょう。
高い高い場所から見下ろす、小さく脆い人間は、さながらバッタのようでしょうか。もがいて、ぴょんぴょん跳ねて、風に飛ばされ、踏みつけられるだけの。

どんなに願っても、安寧は訪れる気配は無く、どんなに望んでも、愛する人の命も、自分の命もいつか尽きてしまいます。
それなのになぜあなたは、人間に永遠を思う心を与えたのでしょう。死さえ、生物のサイクルの一環だという認識ならば、こんなにもたくさんの悲しみが生まれることは無かったでしょうに。

あなたから見た人間は、滑稽ですか。
これからも流れていく涙を、あなたは眺めているだけですか。

7/4/2024, 5:47:10 PM