彼とわたしと

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狭い部屋
好きな人、とは、なぜだか、全てが完璧であると仮想してしまう。もし理想と少しくらい違ったとしても、それすらも愛おしいと思う。少なくとも、私は。

君と晩御飯を一緒に食べようと約束して、家に着き、ハンバーガーをデリバリーして、一緒にゲームをして、一緒にピアノ、ギターを弾いた。文章に起こすと、とても長いようで、けれど私にとっては一瞬だったんだ。君と過ごした日々はいつだってあっという間だった。お世辞にも広いとは言えない君の部屋で過ごす、この時間こそ永遠に続けば良いのに、、。そんなことを想っているのは私の方だけで、君はなんとも思ってない。けれど、君とのこの儚い時間がすごく愛おしくて、半年経った今でも時折思い出してしまう。

あの二人だけの部屋は、これから先も私を、いや、私達を励まし続ける。それは君がいない時、雲間から一筋の光が差すように私の心を照らしてくれる。私はここで何が言いたかったのかっていうと、たった1日の出来事を、こんなに幸せに語らせてくれる君のことが、好きで好きでしょうがないって、知って欲しかったんだ。

6/4/2024, 2:33:02 PM