襟足林

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もし未来を知れるなら、結末じゃなくてその途中を見てみたい。

結末を見るだけでは知れない感情が、きっとそこにはあるから。
僕に出会う前の君が、どんな退屈を抱えて歩いていたのか知りたい。
何気なく交わしていた言葉が、いつ特別なものへ変わったのかも知りたい。
ふたりが分かれる日が来るのなら、その時はどんな沈黙に紛れていたのだろう。
幸福はたいてい、幸福だと名乗らぬまま過ぎ去っていく。

だから見たいのは終わりではなく、確かに満たされていた無数の途中なんだ。

4/19/2026, 1:41:05 PM