ドットで描かれた街並みはキラキラ輝いており、魂が、電子音を響かせる小さな画面に、苦しみを置き去りにして吸い込まれる。
ゲーム内のレストランで好きなメニューを注文する。ボクの分身のキャラクターに問いかける。
何のために生きるのか?
"ご飯をおいしく食べれるようになりたいからだ"
今のボクに自由裁量権は無い。だからこそ必死に足掻いて、足掻いて、何度も梯子を登り降りして、人生に喰らいついてるんだ。
苦しみを内蔵したきらめく街並みに一匹の小さな蛍となって溶け合う夢を見た。
題『きらめく街並み』
12/5/2025, 7:09:56 PM