あるどんよりとした空の日、突如予定がキャンセルとなり空白の時間ができた私は近くにあったいわゆる古民家カフェと呼ばれる場所に足を運んだ。
店内には客の会話を妨げない程度にクラッシックが流れていて、Theオシャレなカフェといった様相を呈していた。
窓側の席に案内された私は小腹が空いていたのもあり、ドリンクだけでなくサンドイッチも注文した。
頼んだものが届くのを待っていると、雨が降り出した音が聞こえた。といっても激しく打ち付けるような雨ではなく、優しい音をたてる雨だ。
柔らかい雨の音と店内BGMが調和し素晴らしい旋律を奏でながら美味いサンドイッチとコーヒーを飲む。
時間にして1時間もなかったが至福の一時を過ごすことができた。
退店した時には雨が上がって、優しい陽の光が照らしていたのも相まって最高であった。
11/6/2024, 11:32:41 AM