記憶の地図を辿っても
綺麗な場所なんて到底見つかりようもなくて
白のペンキを無理に流し込んだ結果のヒビ割れやまだ乾いてない場所もある、味気なくて、何も無いようであるような。薄っぺらいものばかり。
色を探しても元々なかったのか、今の僕に認識する能力がないのか。分かりやしないのだ。
そして今覚えていると思っているこの地図、この記憶は果たして現実であっただろうか
夢か、幻覚か、記憶か。
どれかと判断するのは俺だがその核たる私は核たりえる存在なのか。
周りの誰か他人に存在を否定されはしないが俺の生きている世界が分かるのは僕だけというのならば僕が否定すれば俺は存在に値しないということで生きている価値のなさの自覚があってしまうことに間違いは無いと思う。
咎められる理由は無い。
君の見ているそれと僕の見ている俺は違うものだからさ。ね。というだけの話。
6/16/2025, 2:09:59 PM