#夢をみてたい
彼女は、きっと触れたら壊れてしまう。
ガラスみたいに透き通っていて、
笑うだけで周りの空気が変わって、
名前を呼ばれるだけで胸が苦しくなる。
高嶺の花なんて言葉じゃ足りない。
視線が交わるたびに、
期待してしまう自分が嫌で、すぐに目を逸らした。
もし触れたら、彼女の世界に僕の汚れた影が
落ちてしまう気がしたから。
だから僕は、今日も彼女に何も言わない。
視線を送るだけで、
名前も呼ばず、近づかず、ただ胸の奥で咲かせる。
叶わなくてもいい。
報われなくてもいい。
壊れるくらいなら、最初から触れない。
「僕の夢の中で君は眩しすぎたんだ」
1/13/2026, 9:00:08 PM