あなたがわざとらしく溜息をついたときなんて嫌な人なんだろうと思ったあなたの冷たい狼みたいな横顔がくっきりと脳裏に浮かぶのはなぜだろうあなたのかけてくれた言葉が焼き林檎みたいに甘くやわらかいのはなぜだろうあなたはいまだにわたしに優しいきっと一生そうだろうと思うそして時々そっと突き放すのだ月の下の狼みたいにだれともつるまず誰かといてもほんとうは独りでいるのだ
2/6/2025, 3:22:35 PM