コハク

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t「やさしい雨音」

あめあめふれふれかあさんの〜♪
どこかの子どもが雨上がりに歌っていた。
長靴をはいてカッパを被って、先ほどまで雨が降っていたから歌いたくなったのかもしれない。
道には小さな水たまりがたくさん出来ていて、無邪気な子どもはその水たまりに躊躇なく飛び込んでいく。
懐かしい自分にもそんな無邪気な時があったな、と思いながらもその後よく聞く母親の悲鳴も鮮明に思い出される。
子どもの無邪気な足どりは童心を呼び起こし、バシャバシャと懐かしくも微笑ましい、平和でやさしい雨音が地面を濡らしている。

5/25/2025, 9:58:17 PM