Ryu

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世の中、ラブソングが溢れすぎ。
猫も杓子も、じゃないか。
なんか、それが人生の最重要課題みたいに歌われてるけど、ホントにそーなのかな。
もちろん、現在絶賛恋愛中の人達にとっては、ラブソングは心にしみるだろう。
共感したり応援されたり慰められたり。
でも、誰もが皆、恋愛してる訳じゃない。
恋愛より友情だったり、まったく無関心だったり、中には拒絶してる人だっているだろう。
それでも世界にはラブソングが溢れている。
何故だろうか。
…まあ、売れるからだろうな。

メロディに乗せるにも、総じて耳障りのイイ言葉が並ぶ、ラブソング。
ドラマや映画のテーマにももってこいだ。
だけど思うのは、そんなに綺麗なものじゃないだろ、と。
愛憎劇を歌にしてしまったら、それは呪いの歌にもなりかねない。
最近は、なかなかエグい歌詞の歌も聴こえてくるようになったが、そうまでしてラブソングを歌う必要があるのか?と小一時間。
それよりも、もっと人生や家族愛、動物愛や人類愛について歌った方が、たくさんの人の心に響くんじゃないかと思うわけだ。

そしてそんな歌が世界中に浸透すれば、ほんの少しずつでも世界は改善されていくんじゃないかと思う。
「We Are The World」のように。
歌の力は強大だ。
こんな拙い文章なんかより、よっぽど人の心を響かせる。
思えば、東日本大震災があった当時、たくさんのエールソングが作られた。
被害に遭ったわけでもないのに、あの頃、それらの歌にすごく勇気付けられたことを覚えている。
ラブソングとは違い、どの時代の自分にも心の糧となるような言葉を贈ってくれたからだと思う。

もちろん、ラブソングはラブソングで素晴らしい。
大好きな歌もたくさんある。
きっと、少子化対策としても少なからず効果はあるのかもしれない。
ただ、割合として、もう少しオッサンのモチベーションを上げてくれるような歌も聴きたいな、というワガママでここまで書いた。
そーですね、淡い恋愛事情から遠のいたオッサンの戯言みたいなもんですね。
こんな自分にも、愛情を感じさせてくれるような歌を、もっともっと探していこう。

5/7/2025, 1:19:59 AM