「最後の最後まで」終わるでもなく、消えるでもなく、失う。まさにそうだなぁと、流れる雲を見送る。指と指の間から溢れ落ちたものが積み重なって、それが広がっていることに気が付かなかった。あなたへの想いの気配が消えるまで。いつの日か自然に消えるまで。最後の最後まで、精一杯好きでいよう。失ったと思うのには、まだ早い。諦めが悪いと自分でも思う。それでも、あなたが誰かと永遠を誓うまで。その時までで、いいから。────失恋
6/3/2024, 2:32:28 PM