「ぬるい炭酸と無口な君」
『それでね、友達がさ!』
いつものようにマシンガントークを放つ。
目の前の彼は、優しく微笑みながら静かに話を
聞いてくれる。
私がよく喋るせいで、デートのお供にと2人で買う炭酸は彼の分だけが減っていて。
私の手には、買った時とたいして重さの変わらないペットボトルが、たくさん水滴をつけていた。
ぬるいと美味しくないでしょ、と彼は言う。
そんなことないんだなあ、実は。
無口な君の隣で飲むぬるい炭酸、結構おいしいんだよ。
癖になる。もう、君から離れられない。
8/4/2025, 3:04:08 AM