沈む夕日を見る度に君を思い出す。
あの日の君は、光に溶けるみたいに輪郭が曖昧で、それでも確かにそこにいた。
君の笑うときにほんの少しだけ視線を逸らす癖や、沈黙を埋めるための言葉選びの不器用さを、僕は知っている。
強がるほどに脆いくせに、それを隠すために平気なふりをし続けるいつもの君の在り方も。
だからこそ、あの夕暮れの中で見せた一瞬の弱さが、やけに鮮明に焼き付いて僕から離れない。
あの時の君へ言葉にできなかった想いが、夕日の沈みゆく光のように今も胸の奥でゆらゆらと揺れていた。
4/7/2026, 4:28:56 PM