眠り子

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もう一つの物語

もしも後1年遅く産まれていたら?
もしも卒業した学校とは違う高校や大学を選んでいたら?
自分の人生の脚本を振り返った時にそう考えてしまう。
もう一つの物語は、自分が違う選択をした際にできるifルートのようなものなのかもしれない。 

パラレルワールドが存在するなら、隣の世界線の私は今と変わりないが持ち物が違うといった姿だと思う。
では、遠く離れた世界線の私はどうだろう?
そもそも会社員ですらなく、世紀の大怪盗や経営者、魔法使いや戦士の人生を歩んでいる世界もあるはずだ。

今生きてる人生は、他の世界の私が欲しかった人生や幸せの可能性も考えられる。
この世界の当たり前は、もう一つの物語では当たり前ではないかもしれないのだから。

10/29/2022, 10:45:11 PM