ラカロ

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初めて会った時あなたの嫌悪感に嫌気が差した
正直私もあなたが嫌いだった
よく色んな人と仲良くなるねと言われるけど
あなただけは嫌いなままだ

2度目会った時あなたの嫌悪感が無くなったのを感じた
それでも当然好きにはなれない
私はあなたが嫌いだ
どれだけあってもあなたは嫌いなまま
この気持ちは変わることなんて無い

3度目会った時やはり私はあなたが嫌いだ
まだ初めて会った時のあなたの方が良かった
その意志の無さに嫌悪した
私はあなたの嫌悪感を忘れることなんてなかった
「もう一度あなたに会えますか」
私はあなたが嫌いだ
だが心のどこかで会ってもいいという気持ちがあったのかもしれない
渋々だが会うことにした

あなたに会うのは何度目だろう
約束して会うようになって数度目か
私はあなたが好きなった
あなたが満たされるのが嬉しい
最初嫌いな方が好きになっときもっと好きなるというのは本当だった
この気持ちが一生続くことを願います

ある日雨が降るその日
私は倒れ病院に搬送された
ある言葉を医師から聞いた時目の前が真っ暗になった
入院を勧められたが私は彼と過ごしたかった

最後あなたに会った時
私はあなたの事を突き放した
私が居なくなって悲しんでほしくなかった
いっその事嫌いになって欲しかった
だって嫌いという感情の方が心の中に長く居てくれるから
私は手紙を書く事にした

私はあなたに手紙を書きます
私の病状、私の気持ち全てを2枚目の紙に書きました
でもあなたは読まないでしょう
この便箋開くことも無いかもしれない
だって嫌いな人が書いた手紙なんて捨ててしまうから
でももし
本当にもし読んだなら手紙を開く度に私を思い出して欲しい
そして一度でも読んだなら私を一生忘れないで
それが出来ないなら読まないでください
さようなら


5/5/2025, 11:28:12 AM