キミが いなくて
ボクは 悲しくて 寂しくて
ずっと 下を向いていたんだ
ずっと ずっと
空を 見ていなかったんだ
いつもの ように
足元を ぼんやり見つめながら
とぼとぼ と
ボクは 歩いていた
そういえば
今日は キミの誕生日だったなあ
実は ボクも 誕生日なんだよなあ
キミとボクは
まるで双子のように 仲が良かったんだ
そんなことを 考えていたら
後ろから
ぴゅるんっ と 風が吹いて
深く被っていた ボクの帽子が
風に 飛ばされてしまった
掴もうとして 慌てて手をのばしたら
目に入ってきた 青空が
とても とても 美しかったんだ
ああ 綺麗だなあ
久しぶりに 見たよ 空
ボクの 帽子は
風にのって 高く高く 舞い上がって
遠くの空へ 消えてしまったけれど
なんだか
ボクは 軽くなって
前を見て 力強く
ずんずん と 歩きはじめた
4/13/2026, 3:30:02 AM