カーテンの隙間から差す朝日が目に痛い。握り締めたままの画面を性懲りもなく開き直した。私の送った言葉には読まれた証の付かないまま。 結局一睡もできなかった。昨夜から幾度となく眺めている言葉が、尚新鮮に心を抉る。 背もたれにしていたベッドにスマホを放り投げ、キッチンまで歩いて水を飲んだ。数歩あるいただけでくらくらするのは、空腹のせいばかりではないだろう。 外はあんなに晴れているのに。いつ溶けるとも知れない氷のような朝。『凍える朝』
11/2/2025, 7:55:11 AM