ヨルガオ(短編小説)

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目が覚めると、白い天井が見えた。

「……翼!!」

『…父、さん?……こ、ここは?』

「…落ち着いて聞け。ここは病院でお前は運ばれたんだ」

『…病院?な、なんで…』

「お前は幻想病という病気なんだ…。死に際に天使が見えるらしい」

『幻想病……』

『その病気って…治るの?』

「…………生きられてもあと…1ヶ月…らしいんだ」

『………だよ』

『なんでだよ!!!!!』

「翼!!落ち着くんだ!!!」

『僕は病気なんかじゃ無い!!こんなの何かの間違いだ!!』

「翼!話を聞いてくれ!!」

「お前の為なんだ!!!!!!!」

「お願いだから落ち着いてくれ!!」

『はぁ…はぁ……うぅ………』

『僕の為なら…病気じゃ無いって否定してくれよ…』


ー病室ー

8/2/2023, 1:38:48 PM