心に効く栄養は多い方が良い。
学校と家だけの小さな世界から放り出された時、しみじみとそう感じた。
友達との団欒が私の心を軽くしてくれたし、無償の愛は私に自信をくれていた。
自身で荒んだ心を治療する術を私は持っていなかった。
だから有名人や漫画のヒロインなんかの影に自分を落とし込み、結構他人経由で自分を愛していた。
別に自分が嫌いなわけではない、ただ自動治癒の環境に浸かりすぎて自分に関心がなかっただけ。
そこまでの思考に辿り着いた時、初めて自分に興味が湧いた。
自分の好きな自分を探すこと。自分の心に愛する隙間をつくる事。
心に沢山の栄養を与えたら身体を暖める位の大きな炎になるだろうか。
まだ着火したての赤色は弱い。
9/2/2024, 3:37:06 PM