やなまか

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相手の上がった息に興奮する。落ちる汗に紛れて優しい匂いが上がってくる。しっとりした肌に引き寄せられて、神の雫に思えてちろりと舐め上げる。
上ずった声がまた色っぽくて自分もまた熱が回る。
もっと抱きたい。肩を捕まえて自分の腕に閉じ込める。名前を呼ぶ声が切なそうで背徳感にも似た邪悪な想いに捕らわれる。この身体余す所なく自分のものだ。
もう互いの呼吸と鼓動しか聞こえない。もう限界だ。なんて熱さだろう。

1/4/2024, 12:18:12 AM