ピーチクパーチク

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ビュッフェに行った時ふと自分の皿とあの子の皿を見比べた時に思った事です。料理は見た目より味。人は外見より中身。そんな風な言い訳を崇拝する私からすれば欲しい物を皿に乗せて食べたい物を乱雑に据えていく。これで十分ビュッフェを楽しめていたのです。しかし、あの子の皿をはため息が出るほど見栄えが良かった。皿の上には薄く切った生ハムでおそらくラディッツであろう食べ物を巻いたものとひどい匂いを放つパクチーやらスプライトみたいな名前の葉っぱをご丁寧にちょこんと乗せてあった。あの子の皿は絵を描き始める前のパレットの如く色とりどりにバランスよく綺麗に盛られていた。でもあの子はパクチーが嫌いです。前にグループ内の他の友達と何人かで行った時は食べれないからといって丁寧に皿の隅に避けてありました。それでも、そんなあの子でもパクチーを皿に盛る日があるらしいです。卓に着くとあの子はパクチー好きの良さげな彼との会話で料理なんて興味も無さげなんです。ここはビュッフェですよ。食事を楽しむところですよー。と。茶々を入れまいと口いっぱいに頬張り自分の口を塞いでやりました。勿論分かってますよ。お皿に盛った時、色とりどりの方が見栄えがよくて美味しそうに見えます。同じ料理で同じ味なら見栄えが良い方がいいに決まってます。私はパクチーを食べれないことは無いけど好き好んでまで食べることもないです。それだから私は今日もあの子に本当に欲しいものと食べたい物をあの子の皿に盛られてしまう。

1/8/2026, 3:26:29 PM