ヒートショックにならないように、部屋を暖房で暖めてからお風呂に入った。
あの子は気まぐれでナーバスだった。次会う約束もさだかではなかった。もっと顔を見てたくさん話をしたいし、手を繋いで散歩したいし、あの子の汗やいびきも気にせずくっついて眠りたい。不安恐怖症のわたしは「極論、わたしたちはいつどうなるかわからないんだから」というポリシーを押し付け、いつだって自分の気持ちを伝えた。あの子はそんなわたしの言葉たちを信じられずますます気まぐれでナーバスになった。だからわたしは、あの子をいつまでも待てる不老不死になりたいとおもった。
車に轢かれないように、右見て左見て、右を向いた。
˗ˏˋ 明日世界が終わるならˎˊ˗
5/6/2024, 11:03:48 AM