幸せな時間がずっと続く空間。
現実から離れたこの場所が、私の楽園なのだ。
ここなら嫌なことを考えなくていいし、シャットダウン出来る。
叶うなら、このままずっとここに居たい。
ピコーン!
スマホからメッセージが届いた通知音が鳴る。
うわぁ……現実が来てしまった。
恐る恐るスマホ画面を開く。
『休みの日に悪いが、今日の担当者が体調不良で休みになったから代わりに来てくれないか?』
はあ……今日はゆっくり楽園に居れると思ったのに。
「分かりました。すぐ行きます」
渋々メッセージを入力し、送信する。
着替えて、軽く化粧してから行こう。
私は楽園という名の自分の部屋を出て、職場へ向かった。
4/30/2026, 10:49:04 PM