1年前、
冬
快晴の空
下校中に、
「好きって言って」
彼女が言ってきた。 「好きだよ凄く。」と即答。
そのまま彼女の家に連れ込まれて
従順に従って
ベッドの温かさも 貴方の目線の柔らかさもすべて覚えている。
私は従順に従うだけ
感覚に、彼女のすることに、気持ちに
現在、
冬
快晴の空
下校中に、
もう彼女は私の隣にいなかった。
もう、何も残っていない。
寒さと指す日差しが、私を滅多刺しにして殺そうとしてくる。 もう何も残ってないのに、刺しても何も出てこないよ。
私にはもう、失うものがない
愛も忘れてしまった。
快晴なんて眩しいだけだ。
お題「快晴」
4/13/2023, 5:03:42 PM