整脈と不整脈と

Open App

逆光の中で
君を正しく見えない
輪郭だけが過剰に輝いて
表情はすべて奪われる
それなのに目を逸らせない
光は真実を照らすふりをして
必要な部分だけを焼き切る
私は見たいものほど見失う

逆光の中
私は影になる
名前も感情も後ろに落ちて
ただ視線だけが残る
どうして
見えないほど近く感じるの
想像が空白を丁寧に埋めて
現実より正確な像を作り上げる
触れられない距離が
思慕を最適な形に保っている

逆光は優しい
欠点を隠してくれるから
期待も不安も同じ白さに溶かす
完全に見えてしまったら
私はきっと壊れる
だからこの位置で立ち止まる
君を理解しないまま
理解したつもりで
逆光のまま

それが私にとっての
最も安全な距離

1/24/2026, 11:35:35 AM