先日の争い事から数日経った。
ヴァンパイアハンター協会からの通知書を読んでどうすればいいのかと頭を抱え椅子に座っていた。
「対吸血鬼特戦部隊」の邪魔をした事への責任追及の通知だった。
もうひとつの事への対処もしなければいけない。
リビングテーブルの上に置かれた奴の首だ。
襲ってきた吸血鬼はすぐに倒したようだが、邪魔しきれなかった特戦部隊に首を斬られて今の状態になっている。
飛ばされた首を拾い逃げ回ってどうにか屋敷に戻ってきたのだ。
この首もどうすればいいの?と奴使い魔のコウモリが周りをパタパタ飛んでいる。
ただ、この吸血鬼、流石に不死であるようでこの状態でも生きてはいる。
先程1回、あくびをしたから間違いないだろう。
2つの問題に対応するには1つの頭では考えがまとまらない。
こいつは一旦コウモリに任せて、協会へ赴いてくるのがいいだろう。
そう準備を始めた時、一瞬の視線を感じた。
コウモリがドアにぶら下がってどうすればいいの?って顔で見ている。
お前の主人だ、側に居てやれ。
そう言ってオレは協会へ急いだ。
(どうすればいいの?)
不死でも首だけだとどうすればいいのか分からないよね。
(お知らせ、しばらくこのシリーズが続きます)
11/21/2024, 12:46:13 PM