「騎士と姫」保育園の頃の君の夢は「おひめさま」だった。俺に「おうじさまになって」と君が言ったから、身の程知らずな俺はすっかりその気になってしまったのだ。だけど、成長するにつれて気がついた。誰がなんと言おうと君はお姫様だけど、俺は王子様なんかになれない。そんな柄ではない。だけど、せめて騎士になりたい。常にお姫様をあらゆるものから守る、騎士。だから、常に君の側に居させてほしい。 ────あなたがいたから
6/20/2024, 2:40:45 PM