Yです。

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【花畑】 #2

『ねぇ、』

「ん?」

『20歳の今日、また2人で、ここのお花畑に来ない?』

「いいよ、絶対ね?約束だよ?笑」

『私約束守るのは自信あるから大丈夫笑』


私は13歳の頃、親友と約束をした。
なのに、親友は、4年前、交通事故に合い亡くなってしまった。
そして、今日、13歳の頃に親友と約束した日。
親友がいないなら、行かなくていいや。
そう思っていたけど、なんか親友に、一緒に行こうって、言われている気がして、またお花畑に行くことにした。

「はぁ、やっぱり綺麗だな、」

お花畑は綺麗だったけど、親友がいないと、
なんだか静かで、寂しい。
そう思った時だった。

『ーー っ !』

ふと、親友が私を呼ぶ声が聞こえた気がして、思わず振り向いた。
でも、そこには誰もいなかった。

「なんだ、聞き間違えかな、」

そう思って地面に座り込む。
ここになら、ずっと居れそう、
そんなことを考えていた時、

『逃げて、!!』

「えっ、?」

今度ははっきりと、親友の声が聞こえた。

『逃げて、逃げて、逃げて、!!』

流石に怖くて、私は逃げ出した。




これは、友達から聞いた話。
私が逃げた後、お花畑に爆弾が仕掛けられてたらしく、爆発して、お花畑は壊滅。大勢の人が亡くなってしまったらしい。
私は、あそこで親友が助けてくれたから、生き延びれた。


親友と約束した場所でもあり、
親友が助けてくれた場所でもある。
そこが、
" お花畑 "

9/17/2023, 11:52:58 PM