霜月 朔(創作)

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世界に一つだけ


例え、私が死んだとしても、
他の誰かが、私の席に座り、
そして私は、忘れ去られる。
只、それだけの事でしょう。

画一化された人材が求められる、
こんな社会では、
感情なんてものは、
有るだけ辛くて。
個性なんてものは、
有るだけ邪魔で。

それでも。
願わずには、要られませんでした。

もしも。こんな私を。
世界に一つだけの存在として、
赦してくれる世界があるならば。
私はどんなに幸せか、と。

私は。
私で在りたいのです。

ですから…。
お願いします。
有りの侭の私を、
世界に一つだけの存在として、
愛してはくれませんか?

9/9/2024, 6:15:50 PM