片付けをしていたら、10歳のときに、20歳の自分へ書いた手紙を見つけた。
読んでみると、手紙を書いているときのことについては、はっきりと思い出した。しかし、今は、そのときの考え方や価値観から大きく変わったため、なんだか新鮮で、恥ずかしい気持ちになった。
こうやって書いていることも、いつか(何十年も先かあるいは明日)読み返したときに同じような気持ちになるだろう。
わたしは、最近、自分が考えていることを文章にするときに必ず守っている約束がある。
それは自分の気持ちに嘘をつかないことだ。
話のなかには、現実にあったことから少し変えた、フィクション部分もあるが、自分の気持ちにはいつも正直であることを、自分と約束した上で文章を書いている。
こうやって、自分に正直になることは、今後人生を生きていくなかで分岐点に立ったとき、自分がどうしたいかを考え、行動を起こすトレーニングになっている。
この世界はあまりにも広くて、情報に溢れている。
だから、自分が広い荒野にたった1人でいるような、あるいは、人がたくさん行き交う大都会にいるのに、だれにも気づかれないためたった1人でいるような、そんな気持ちになる。
1人になるのは寂しいし、悲しいし、怖いと思うが、1人を回避するために、自分を偽ると自分の存在が曖昧なものになってしまう。そうなると、1人ですらなくなり、この世界に同化していってしまう。
このような状況を回避するために、自分に正直になることが重要である。
手紙には自分の気持ちを正直にかく。
手紙はだれにも読まれないように隠しても、気持ちは必ず正直に書いていこうと思う。
____________隠された手紙______________________。
2/2/2025, 1:32:07 PM