太陽のようなあの子。
いつもみんなの中心にいて
みんなを明るく照らして
全てを持ってるあの子。
憧れだった。
かっこよかった。
羨ましかった。
顔が可愛くて
運動ができて
友達が沢山いて
勉強もできて
家もお金持ちなんだって。
この前、日曜に家族と旅行に行くんだって
嬉しそうに話してた。
きっとこの子は悩みなんてなくて、
死にたいなんて思った事ないんだろうな。
土曜日の朝、太陽は光を失った。
彼女は自分からその道を選んだ。
みんな泣くことはなかった。
どちらかって言うと驚きの方が勝ってる感じ。
なんであの子が…?
何もかも完璧な人生だったじゃない。
顔も才能にも環境にも恵まれて生まれて、
旅行に行くんじゃなかったの?
あんなに嬉しそうだったのに…
どこに死ぬ要素があるの?
あなたは何に悩んでいたの?
何に縛られていたの?
私たちは結局
太陽の光が眩しすぎて
太陽自体を見れていなかったのかもしれない。
2/22/2024, 12:21:27 PM