言った方がいいのか言わない方がいいのか、それが問題だ。
私は、実は、頭にきやすい。
すぐに、怒る。
でも、心の中でだ。
大抵は表に現さない。
だから、誰も私が怒っていることに気づかない。
大人げないことをしたくないから、現さないのだ。
ただ、その代償として、世の中に対する慢性的な怒りと諦めが私の心を蝕んでゆく。
言ったところで、私が怒っていることがわかるだけで、彼らは自らの仕打ちを反省することはないだろう。
最近も同じような怒りを感じてしまった。
つまり、同僚なら皆当然知っているはずの必要情報を知らされていないことにより、不利益を被ってしまったのだ。
この怒りは、私の存在を無視されたときの怒りだ。
わざとでないとしても、悲しすぎるではないか。
でも、これは私にはよくあることである。
その度に、ある種の運命性を感じてしまうのだ。
私は、人から忘れられやすい運命なのだと。
しかし、私も、梨という果物が存在することをつい忘れていた。
お互い存在感がないのだろう。
10/14/2025, 1:12:22 PM