ね。

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鈴の音が どこからか きこえる。
キミを 迎えにきたのだ。


月夜に照らされ キミの横顔を みれば
目からひと筋の涙が こぼれ落ち
光のつぶ と なって 消えた。

どこかの 昔話のようだ。
こんな夜に 
キミが いなくなる なんて。


鈴の音と共に あらわれた
大きなカバンを 背負った男。
キミの 本当の父親。
嬉しいことのはずなのに 
涙が溢れて止まらない。



2人は 深く頭を下げて
何も言わずに 去っていく。
ボクは ただ 見送る。
ずっと ずっと。
姿が みえなくなるまで。



きっと また 会える。
キミは 
月に帰るわけでは ないのだから。

11/17/2025, 12:41:56 AM