2025年6月8日
【君と歩いた道】
君と歩いた道がある
何気ない季節のなかで
笑ったり 立ち止まったり
時には 黙って空を見上げたりして
その一歩一歩が
知らないうちに 宝物になっていた
気づけば いちばんやさしい記憶になっていた
落ち葉の色も
夕焼けのにおいも
君がそばにいたから 特別だった
今はもう 一緒じゃないけれど
道は あの日のまま続いていて
風が吹くたびに 君の声が
ふっと よみがえる気がするんだ
後ろをふりかえるたび
君の足音を たしかに思い出す
忘れないよ
どこまでも歩ける気がした あの時間を
たとえ今 それぞれの道を行くとしても
あのとき 確かに一緒に歩いた心だけは
今も ちゃんと ここにある
6/8/2025, 10:05:42 AM