ドクン、ドクンーー私の手の中で、小さな心臓が力強く音を鳴らす。肌に伝わるその温もりが、その子が存在することを実感させる。小さな身体を懸命に震わせ、大きく声を上げる。私は生きてる!世界にそう訴えかける。今にも消えてしまうんじゃないかと思える弱々しい身体で、文字通り命懸けで、世界に自分の存在を証明しようとしている。『小さな命』
2/24/2024, 1:22:30 PM