もうすぐ、書き続けて一年。
ここまで来たことに、達成感とともに一抹の寂しさを感じる。
私は相変わらずの病院通い。
確か、一年前のあの日も、病院帰りの電車の中で、最初の一本を書いた。
私の計算が確かなら、明日のお題は、一年前のそれと同じはず。
時は過ぎる。
またひとつ、年を取る。
自分は何も変わっていないつもりでも、明らかにあの頃と今では、一年もの隔たりがある訳だ。
これをあと何年、過ごしてゆくことが出来るのだろう。
たとえば、30年後の自分。
腰の曲がったおじいさんか?
病院通いは今以上に増えるのか?
そもそも、この世界に存在してるのか?
生きるもの、誰もが辿る道。
生まれ、育ち、老いて、消えてゆく。
その過程で、何かに挑戦し達成できるなら、この時間も無駄じゃなかったことになる。
大したことじゃなくても、自分がそれで満足できているのなら。
たとえば、一年間、日々何かしらの文章を書き上げるとか。
もうすぐ、達成できる。
達成とともにある、寂しさ。
それはきっと、達成したら終わってしまうから、なのかもしれない。
永遠に続くものなどこの世にないけれど、自分が死ぬまで続けたら、自分にとってそれは永遠だ。
だけど、永遠に続けたら、それは最後まで達成できずに終わることになる。
どちらを選ぶのか。
うん。達成して、次へ進もう。
ほんの少しでもいいから、変わってゆく自分を誇りにして、また新しい挑戦を続けよう。
12/20/2024, 3:07:13 AM