海喑

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たくさんの想い出
今日までで、いっぱいの事があったね。
貴方と会ってからあともう少しで1年だ。
時間が経つのは早いものだって言うけど、ほんとにそうだったね。
あっという間に一年が経とうとしていて私、すっごい驚いたよ。

......あのね、私ね、前からずっと言っていると思うんだけど
貴方の事、最初は嫌いだったの。
私よりも遅くみんなと仲良くなったのに、私よりそこに馴染んでって。
今までの私の仲良くなるまでの努力はなんだったんだってなって。
でも、これって八つ当たりだよねって私、気づいていたんだ。嫌いになった、何日後かに。
そうなった時から、貴方を嫌いだって思わなくなったよ。逆に、仲良くしたいって思った。
よく考えれば、私が貴方のこと嫌いになった理由って他にもあったよねってなって考えてみたんだ。
そしたら貴方が描いた絵の上手さに嫉妬していたんだって分かった。
これは、嫉妬じゃなくて尊敬で見ればいいよね。ってなって、貴方の絵を見て、たくさん学んだ。
貴方ともたくさん話して、描き方の話だとか、普通に雑談したりした。
こんな些細なことを繰り返していたら、貴方に持つ感情が変わっていった。
友達としての『好き』から恋愛としての『好き』に変わっていったんだ。
最初は戸惑った。なんで好きになったんだろって、どこでそうなったのか、当初の私でも分からなかった。
でも、この『好き』という感情は本当の事だったんだ。嘘偽り無い。
それを、色んな人に相談して貴方に直接想いを伝えなって言われたから私は勇気を振り絞って貴方に気持ちを伝えた。
でも、結果は呆気なく失敗に終わった。でも、そこで私は挫けなかった。
何回も想いを伝えていた、ある日のこと。
私たちがいたところでトラブルが起きた。
それには私も関与していた、今になったらどうしてあんなことしてしまったんだろって考え込んでしまう。
それで、トラブルに関与した人たちがほぼ全員いなくなってってた。いなくならなかったのは私だけだった。
だって、そこからいなくなったら貴方に会えなくなってしまうから。ここでまで、私は自分のエゴを貫こうとした。
けど、周りからの視線が怖くて、私はそこからいなくなった。
でも、貴方への心残りは沢山あった。
別のところに逃げ込んで、私は貴方のいない日々を過ごしていた。
そんな寂しい日々はすぐに変わった。
そこに貴方がやってきたんだ。
私は嬉しくて、前が滲んで見えなくなった。
また、貴方と話せるんだって。
とっても嬉しかった。
そこから、私たちはそこにいた時以上に話すようになって
2人きりで話す時間がすっごい増えた。
その間に、色んなイベントがあって、それを2人、みんなで楽しんだりした。とっても楽しかったよ。
この間にできたすっごい幸せな想い出、たくさんの思い出。
私は大事に大事に心の中に閉まっておくよ。
笑ってこれを面と向かって語り合える日が来るまで。

11/19/2023, 8:01:07 AM