ずっと隣で
代々王家の血を受け継ぐ者は燃えるように赤い髪を持つという、それを持たずに生まれて来た事が悲しかった。
王族に生まれたからには民の安寧為に尽くさなれけばならない。それが王女として産まれた責務であると熟知している。
研鑽に研鑽を重ねても、心根だけは誰よりも負けない自負があっても、どんなに死力を尽くした所で『赤い髪を持たない金髪の王女』を、快く思わないものは少なくない。
そんな私に赤い髪の少年は大人びた表情で告げたのだ。『一緒に民を守ろう』と。
一人で抱えきれない重圧を、共に背負ってくれるという。立場も血も何もかもを超えて、彼とならば生きていける。その約束を頼りに生きていた。
たとえ王家の血を持たずとも、
ランバルディアの名に恥じぬ生き方を。
メリルという生を否定せず
ナタリアの名の下に、
あの日を境に帰らない人を待つ。
崩壊したホドの残骸は栄光の名に相応しい小さく可憐な花畑になっているときく。
たしか名前は『ホドプリンセス』だったか。
栄光の王女とは皮肉にも程がある。
あの地に突き立った一振りの剣を
護るかのように咲き乱れるなんて。
それを羨ましく思う気持ちが
おさえられるなくなる前に
貴方の赤い髪に触れたくて
そっと自分の髪を撫でた
テイルズオブジアビス
やりたいなー。
3/13/2026, 10:41:23 AM