ヨルガオ(短編小説)

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「どんな事があっても、君を助ける」

今の妻にプロポーズした時の言葉だ。

たとえ、自分の命がどうなろうとも助ける。

そう、誓ったんだ。

……なのに。

……なのに、なんで今、君は

「来ないで」って言うんだ。

俺は決めたんだ。

君が望んでなくても。

「今助けるから!!!」

燃え盛る炎の中にいる、

瓦礫に埋もれた妻に伝えた。

どんな事があっても、命に変えて助けるって

言っただろ?


ー命が燃え尽きるまでー

9/14/2023, 3:36:05 PM