「今日こそ、本州に渡れるね!」ゆいは言った。だが、俺は本気にしなかった。こんな空模様では、連絡船が出るはずがない。そんな心配をよそに、彼女は荷造りを始めた。「着替え、何日ぶんいるかな?コインランドリーがあるから、2日ぶんもあれば大丈夫か!」「あ、ああ…。」俺は半信半疑ながら、ゆいに合わせて仕方なく荷造りを始めた。こんな嵐が、急に止むことはあるのだろうか?【空模様】
8/20/2023, 3:20:00 AM