米粒の逆襲

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予感がした。

胸の奥で小さな灯がともるみたいに
まだ形のない君の笑顔が浮かんだ。

風は手紙のように頬をかすめて
知らない未来の匂いを残していった。

多分あれは運命なんて大げさなものじゃなく
波が砂を撫でるみたいに 静かなはじまりだった

10/21/2025, 4:20:34 PM