『キャンドル』
キャンドルの光が柔く揺れる。
少し明かりを落とした部屋に外の雪が光を差し込んだ。
「寒いね」
呟いた声に返ってくる言葉はない。
あなたがくれたアロマキャンドルのラベンダーの匂いだけがやけに鼻腔にこびりつく。
あなたの匂いを感じて、あなたと初めて見た映画を見て、あなたが好きだと言っていたものを食べる私を、あなたは空の上から見ているのだろうか。
それならどうか、この聖夜くらい姿を見せてくれないだろうか。
未だに忘れられない私を、慰めてくれないだろうか。
クリスマスの話です。早すぎんか。
クリスマスもイブも学校の補講があるらしくて萎えてます。
まぁどうせクリぼっちなんですけどね。寂しいです。
11/19/2024, 10:07:09 AM