笹に吊るされた色とりどりの短冊。
風に揺られて、ひらひらしている。
今日は、近くの神社で七夕祭りをしていたので来てみた。
家族連れや若者達でいっぱいだ。
まぁ、俺もまだ若者だけども。
皆は短冊に願い事を書いて吊るしているけど、星達は織姫と彦星の再会を祝うのに精一杯で、願い事を叶える暇はないと思う。
と言いつつ、俺も短冊に願い事を書いていた。
“いいことがありますように“
我ながらシンプルな願い事だ。
まっ、これぐらいがちょうどいいと思う。
今年中に叶ってくれたら、それでいいさ。
人が増えてきたので、神社から出て帰路に着く。
「あっ」
空を見上げると、流れ星が夜空を駆けていた。
7/7/2025, 10:20:49 PM