るに

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他人に関心がない主人公が出てくる
少し飽きる小説。
なんでかわからないけど
主人公を羨ましく思った。
ここは至る所が愛で溢れてる。
別にリア充爆発!とまではいかないけど、
私はどうしてか恋愛というものが怖い。
気持ち悪いと思うのか
吐き気が絶えない。
幸い私は可愛いわけでも
特別愛想がいいわけでもないので、
告白してくる人も
ナンパしてくる人もいない。
無性にモテたいと友達はよく呟く。
私にはどうしても理解し難い
よくわからないことだった。
目を逸らし続けても
必ず入ってくる、
恋愛、恋人、付き合う、浮気、
結婚、離婚、愛してる。
そこら中から飛んでくる
頭の痛い言葉。
もういっそ友達なんか作らなければって、
思っても寂しくて作っちゃって
だから小説の主人公が羨ましいのかも。
友達なんかいてもいなくても
どっちでもいい。
適当にぼちぼち出来てたらそれでいい。
居場所なんか堂々としてたら
なんか出来る。
無愛想な笑顔すら
羨ましいと思えた。
"Good Midnight!"
そんな少しの安らぎもつかの間。
友達に誘われて行ったショッピングモールで
私はうずくまった。
耳を塞ぐわけはラブソング。
涙目になりながら
本の中に行きたいって
何回も願って。

5/6/2025, 3:00:29 PM