冬山210

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『あなたのもとへ』

私のことを知らないあなたに向けたとびきりの愛を
気持ち悪いくらいに受け入れ難く不必要な愛を
全くもって重くもなくありもしないような愛を
あなたの元へ届けたい。

それでどうにか私の愛をあなたが知ってくれたのなら、
それ以上のことはないのだ。

会えなくて良い。
触れなくて良い。
話せなくて良い。
ただあなたのもとへ愛を。
私という1人の人間があなたを愛していた証を
あなたの元へ届けさせて欲しい。

頭上に降り注ぐ花びらのように
誕生日のクラッカーのように
あなたの生を祝福する言葉になれば良い。

そんな私の想いをあなたの元へ、
届けることができたならどれほど。

1/15/2025, 6:14:19 PM