愛を注いで
きみの愛は大きい。
慈悲深く、博愛主義とでも呼べばいいのだろうか。
その中に俺は含まれているとも。
自意識過剰ではなく、それは紛れもない事実なのだから。
でもそれは俺にとっては一番残酷な愛だ。
平等とは心惹かれるもので素晴らしいことこの上ない。
だが、裏を返せば違いもなくただ一定。
そこに特別というものは発生しない。
きみに愛されて幸せだけれども、俺はそれ以上がほしい。
カップの水面張力を決して溢れない愛じゃない。
もっと溢れるほどの愛をカップに注いでほしい。
だって俺はずっと昔から、きみへの愛を注いでるから。
その愛はずっとカップから溢れっぱなしなんだよ。
12/13/2024, 2:38:39 PM