「もし明日、世界が終わったら、どーする?」帰ってくるなり私に抱きついて、肩にグリグリと頭を擦りつけながら君が言う。そうだなあ、と思考を巡らしながらも、手元が狂わないように注意しながら魚を捌いていく。「うん、それでも今晩は魚かな」「最期の晩餐なのに〜」「美味しいし、健康的じゃないか」お肉食べた〜い、と情けない声を上げながら、私の右肩に君がカプッと噛みついた。テーマ「明日世界が終わるなら」
5/7/2024, 7:17:53 AM